新築移転したばかりのペルー大使館。今回はこちらの厨房にお邪魔した。多いときには数百人規模のパーティーの料理を厨房で用意するのだとか(写真クリックで拡大)

 そこで今回はペルー大使館に快諾いただき、厨房にお邪魔してシェフに紫トウモロコシのゼリーを作ってもらうことになった。

 準備が出来るまで大広間に通されると、そこには様々なペルー独特の飾り物が置かれていた。「レタブロ」を呼ばれるユニークな箱型祭壇の他、目を引いたのは、そこここに飾られた純銀のオブジェ。実はペルーは世界で最も銀の埋蔵量の多い国なのだ。

 中にはフルーツをかたどったオブジェもあって、そこでひと際目立ったあるフルーツが、後で今回のゼリー作りに欠かせない材料の一つと判明する。

 厨房に入ると早速、シェフのペルシー・ブスタマンテさんが要となる材料の紫トウモロコシを見せてくれた。現地では、「マイズ・モラード」と呼ばれるもので(マイズがトウモロコシ、モラードが紫の意味)、抗酸化作用が強いアントシアニン(ポリフェノールの一種)が数ある食物の中でも特に多く含まれているそう。
 トウモロコシの実を軸に付けたまま乾燥させてあり、深い紫色の実が印象的。そのままかじってみると、少し豆のような味がした。

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