フラッシュバック

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

日本の百年

- MARCH 2012 -

ナショナル ジオグラフィック協会 写真資料室から

旅人も愛用した人力車

 人力車が一台。車上では西洋人の男性がパイプをくゆらせ、まんじゅう笠に地下足袋の車夫はカメラを見つめている。1917年ごろに資料室に収蔵されたこの写真の裏には「人力車(Jinrick-shaw)。日本のどこかで撮影」という覚書が、撮影者名とともに記されている。

 駕籠(かご)よりも速く、馬や馬車よりも安上がりな人力車は、明治・大正期の日本で爆発的に普及した。ピーク時の1896(明治29)年には全国で20万台を超え、「俥(くるま)」といえば人力車のことだった。草創期の本誌に日本やアジアの取材記事を寄稿した女性ジャーナリスト、エライザ・R・シドモアも人力車を愛用し、「乗り心地のよい走るひじ掛け椅子」と賞賛。新橋の名物車夫の案内で寺社をめぐり、雨の芝公園の静けさや、見晴らしのよい茶屋で出された桜湯の味を楽しんだようだ。

写真:S. S. HOWLAND

フラッシュバック一覧へ

  • ブリキ缶の使い道は?
  • レントゲンと予防接種で結核対策
  • 菊咲く庭で歌う瞽女(ごぜ)
  • 海でかせいで嫁入り支度
  • 郵便屋さん、ポストは何色?
  • 作業の合間にハイ、ポーズ
  • 日本を支えたクスノキの森
  • 「石の下で2年」家康が愛した故郷の味
  • 藤の花見は“お上品”
  • 震災に耐えた丸の内の銀行
  • 福沢諭吉が勧めた箱根の道普請

翻訳講座

ナショジオクイズ

気候変動の研究施設があるグリーンランドは、どの国の領土?

  • ノルウェー
  • カナダ
  • デンマーク

答えを見る

ナショジオとつながる

会員向け記事をお読みいただけます。

ナショナル ジオグラフィック バックナンバー

ナショナルジオグラフィック日本版サイト

広告をスキップ