第12回 田邊優貴子「岩から謎の鳴き声が!」

氷河に削られた岩盤。表面はツルツルで、ダイナミックな氷河擦痕がいくつも見つかる。(写真クリックで拡大)
今回の調査エリア。水色は海、黒く塗りつぶしたのが露岩域。(クリックで拡大)

 2012年1月9日~13日にかけて、ラングホブデというエリアに行ってきました。私たちがいつもベースにしているスカルブスネスよりも、昭和基地の近くに位置しています(地図参照)。

 ラングホブデでは、「雪鳥沢」と「ラングホブデ氷河」という2つの地点に滞在しました。雪鳥沢では沢の陸上植生から湖沼を含む生態系の調査を、ラングホブデ氷河では氷河を掘削している調査チームの手伝いをすることが目的。

 渡辺佑基隊員たちペンギン調査チームが滞在しているのも同じラングホブデですが、それは「袋浦」という場所。雪鳥沢とは直線距離で約5km離れています。

 直線距離で5kmほどとは言え、複雑な地形のため、歩いて行くとなると山越え谷越えで15~20kmの道のり。さらに途中、氷河で分断されているので、海氷が安定しないこの夏の時期に雪鳥沢と袋浦を自由に行き来するのは、ほぼ無理に等しいのです。

 というわけで、ペンギンチームと感動?の再会ができるのはまだまだ先になりそうです。