最後にスタミさんに好きなお菓子について聞いてみると「ココナッツファインともち米を合わせてついたお餅ですね」。

 お正月や結婚式、お祝いのときなどに食べるものだそう。シンプルにただ表面を焼いて食べるのが美味しいのだとか。「先日、帰郷した際に久しぶりにつきたてを食べたんですよ」と説明をしてくれるスタミさんの表情が、何よりその美味しさを物語っている。

 そして、もう一つ挙げてくれたのが「クエ・ルンプル」。餡が入っていない今川焼きのようなものだと言う。砂糖、卵、じゃがいも、小麦粉を合わせた生地を専用の調理器具で焼いたものだそうだけど、「じゃがいもが入ることで、口あたりがまろやかで美味しくなるんですよ」とスタミさん。

 バリで随分おやつを採集したと思っていたけれど、スタミさんのお薦めはどちらも未体験。食文化はかくも深遠なりを体感したインドネシア初探検でした。


ピサン・ゴレンです。インドネシアでは、ピサン・ゴレンには「ピサン・カポ」と呼ばれる小ぶりのバナナが使われることが多いとか。甘味が少ない種で、その他にも焼いたり蒸したりして料理に使う
バリで見たゴレンガンの屋台。揚げ豆腐は食べてみたのだけど(とても美味しい)、同じ屋台で揚げバナナを売っていたかもしれないとは
後で、「ウンピン」と呼ばれる木の実チップスも買って食べてみた。少し苦味があるけれど淡泊な味わい。東南アジアに自生するグネツム・グネモンという植物の実から作られるものだそう

インドネシアンレストラン チャベ目黒通り店
東京都目黒区3-12-7 バルビゾン48 2階
電話:03-3713-0952
ホームページ:http://www.cabe-eco.com/

メレンダ千春

海外に行けば、どこを見ずとも行くのはスーパーのおやつ売り場という、激甘から激辛まで味の守備範囲は360度のライター。最初の異国のお菓子との出会いは、アメリカに住む遠い親戚のおじさんが日本を訪れる度にお土産にくれた、キラキラ光る水色の紙でキャンディーのように包装されたチョコレート。ミルクの味が濃くて、おいしかったな~。インパクトのあるおやつを求めて、日々邁進中。

この連載の前回の
記事を見る

この連載の次の
記事を見る