今回腕をふるってくれたスタミさんは、来日して20年以上になるという(写真クリックで拡大)

 厨房で待っていたのは、インドネシアを構成する島々のうち、首都ジャカルタのあるジャワ島出身の女性シェフ、加藤スタミさん。フライパンを火にかけながら、「ダダール・グルンというのは、そもそもはよく屋台で売っているお菓子なんですよ」と説明してくれる。

 最もポピュラーなお菓子の一つだというダダールは、パンダン(東南アジアでは食用着色料や香料としてよく使われる植物の葉)で鮮やかな黄緑色に色付けされたクレープ地でココナッツの果肉を包んだもの。シンプルなお菓子だけれど、この色がとても印象的。

 「インドネシアでは、生のココナッツの果肉を下ろして使うんですけど、日本では手に入らないので果肉を乾燥させ細かいフレーク状にしたココナッツファインを使います」とスタミさんは説明する。

 作り方は簡単。

 まずは具を作る。火にかけたフライパンにココナッツファインと褐色のヤシ砂糖を入れ混ぜる。

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