第3話  JAMSTECへの道 後編

その5  僕はキミの目がとても気に入っている

その夜、京都に帰ったボクは、関東制覇遠征の一部始終を妻に話した。そして、自分なりの結論として「理化学研究所に行こうと思うんやけどどう思う?」と聞いた。

妻はニコリとして
「そんなん、最初からわかりきった答えやん。最初から結論でてるやん」
と言ったんだ。

ボクは「えっ、そう?」と聞き返した。
ボクは本当に妻の言ってることがよくわからなかったんだ。

「それってどういうこと?」

「行きたいんでしょ。JAMSTEC」

「え、そんなこと誰が言った? 理化学研究所やて言うてるやん」

「ううん。最初からJAMSTECに行きたいって言うてます。誰が見てもそうやん」