第3回 パーソナリティも遺伝で決まる?

 ちなみに、「新しいもの好き」は、クロニンジャーというアメリカの精神医学者のパーソナリティ理論に登場する因子のひとつだ。他に「損害回避」(できるだけ損するのを避けようとする気質。この因子が強いと、心配性、内気、悲観的、用心深い、といった傾向と結びつく)、「報酬依存」(人から褒めてもらいたいという気持ちの度合い。この因子が強いと、共感的、情緒的、感傷的、他者を喜ばそうとする、甘えん坊、といった傾向が強くなる)といった因子がある。また、それらの因子を測定するテストも、クロニンジャー自身によって開発されている。

 安藤さんは、これらについて、双生児法で調べてみた。

「新奇性追求、損害回避、報酬依存、この3つの次元で、検証しました。すると、たしかにきれいに3つの独立した遺伝要素として、確認できたんです。たぶん、すでに見つかっている新奇性追求のほかのものの背後にも、対応する遺伝子群があるわけです。それを国際誌で明らかにしました」

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