第10回 田邊優貴子「シーサイドテラス きざはし」

通称「Sea Side Terrace きざはし」。これが玄関。(写真クリックで拡大)

 前回も触れましたが、私たちが滞在しているのはスカルブスネス露岩域のきざはし浜生物観測小屋。

 通称「Sea Side Terrace きざはし」です。

 海(と言っても氷の白い海)がすぐ目の前に広がり、切り立った岩壁の山と大陸氷床が見渡せる素晴らしい場所に建っています。

 小屋のドアを見ると、それはまるで巨大な冷蔵庫のようで、扉を開けると前室には食糧やカセットガスなどが置かれています。さらに前室の奥、もう一つの冷蔵庫扉を開けるとメインルーム。そこには2段ベッドが二組、テーブル、暖房、冷凍庫があり、とても快適。みんなこの中で毎日、自分たちで食事を作り、衣食住をともにしているのです。

 風呂・水道はもちろんないですが、トイレはきわめて開放感溢れる作りになっており、小屋のすぐ目の前にあります。

きざはし浜生物観測小屋。目の前は湾になっており、荒々しい赤茶けた山と大陸氷床を臨む。小屋の周りには調査や生活に必要な様々な物資を置いている。(写真クリックで拡大)