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「双子には、一卵性と二卵性がありますよね。一卵性双生児は遺伝子が100%同じですが、二卵性だと、これはふつうのきょうだいと同じで平均50%になります。ですから、両方のタイプの双子を集めてきて統計的な差を検討することで、パーソナリティをはじめ色々なことに遺伝や環境がどれだけ影響しているか調べることができるんです」

 と説明をうけて、ぱっと理解できる人は、統計解析の経験がある人だと思う。なぜ、一卵性と二卵性の双生児を観察することでそこまで言えるのか、ぼくなりに整理すると、まず前提として──

●一卵性双生児は遺伝子はまったく同じで、育った環境も同じ。
●二卵性双生児は遺伝子は半分だけ同じで、育った環境も同じ。

 ということが大事。

 遺伝か環境か、という問いを立てた時、一卵性と二卵性の双生児で違うのは、遺伝子の部分、だけなのだ。

 ここでは遺伝と遺伝子を完全に同一視するみたいに響く書き方になってしまうけど、厳密さはちょっと脇に置くことにする。

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