慶応大学三田キャンパス近くのマンションの一室にある、首都圏ふたごプロジェクトの研究室で、安藤教授のお話を伺うことになった。

 研究室には、いくつものDVDプレイヤーとパソコンモニタなどがところ狭しと並べられ、天井を見上げると万国旗のように、研究にかかわっているかわいらしい幼い「双子ちゃん」たちの写真が並べられていた。パソコンモニタのいくつかは、「双子ちゃん」たちの家庭を訪問した時や、慶応大学の研究室で行動観察に参加してもらった時の映像が流されており、あるものはダビング中、あるものは、研究員による行動の分析中、なのだった。 

 最初に避けて通れないのは、なぜ、双子の研究で、「遺伝と環境は、人間にどう影響しているのか」を解明できるのか、理解することだ。

 ここを押さえておかないと、「双生児法」の研究が意味するものがわからない。
 安藤さんは、穏やかな語り口で説明してくれた。

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