第3章 1901-1920 もっと写真を!

第11回 なぜマチュピチュは「大発見」だったのか

 エール大学の講師だったハイラム・ビンガムによるマチュピチュの発掘調査を協会が支援し、1913年4月号の全ページを使ってレポートしたことは前回に紹介いたしました。

 マチュピチュの標高はおよそ2400メートル。アンデス山脈の東側の斜面にあり、アマゾンのほうから流れてくる湿った空気がぶつかってよく霧に包まれます。

 険しい崖の上で、霧のなかに浮かび上がるインカ帝国最大の遺跡は、“天空の都”あるいは“空中都市”などといわれるように、実にロマンチックです。ユネスコの世界遺産にいち早く登録され、いまや連日2000人近い見学者が訪れるという人気もうなずけますね。

1913年4月号に掲載されたマチュピチュ遺跡の写真。©Hiram Bingham (写真クリックで拡大)