第4回 科学するココロを伝えたい

――夏の猛暑が長く続いたり、局地的な大雨が降ったり、気候がおかしくなってきているように思われますが、気象予報士の立場でこれをどのように見ていますか。

 僕が気象予報士になったころは、人間の生活が世界規模の気候の変動に影響を与えている、とすでに言われていましたが、あまり一般には知られていませんでした。

 しかし、今はみんなそれを肌で感じているのではないでしょうか。月の最高気温が過去の記録を塗り替えたとか、記録的な豪雨が立て続けに発生するとか、そういうケースが確かに最近は多くなってきています。

 僕が子どものころは、8月のお盆が過ぎると秋の気配が濃くなって、「夏が終わっちゃうよ」と思ったものですが、今はお盆を過ぎても猛暑が続いて、9月中もまるで夏みたいですね。冬のスキー場も、クリスマスに雪がないなんてことはなかったけれど、今は正月前でも雪の心配をするようになった。

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