第3回 空はいちばん身近な大自然

――空を見る楽しさですか。

 僕たちに最も身近な大自然は何か。海よりも広くて山よりも高く、どこにでもある大自然が空なんです。だから、空を見る楽しさ、気象のおもしろさを知ってもらいたい。

 同時に、日本の空は変化が大きくて怖いということもね。台風、大雨など気象の大きな変化は、災害につながる危険があるわけですから。

 天気予報は、そもそも警戒情報ですが、今はそのことが忘れられがちですね。今年は台風12号の大雨、台風15号の大風があったので、気象の変化が怖いものだと、改めて思われた方も多いかもしれませんが。

――気象のおもしろさを知るには、やはり天気図が読めないとだめですか。

 読めればそれに越したことはないけれど、毎朝の天気予報を見て、自分の住む街の空を観察するだけでもいいのですよ。

 身近な空を1年間も見続けると、こういうときは天気が崩れるとか、こういうときは何かしら大きな気象の変化があるとか、かなりのことがわかるようになります。

――なるほど「最も身近な大自然が空」というのは、ふだん気にかけていませんね。では、最後は気候変動についてうかがいましょう。

つづく

石原良純(いしはら よしずみ)

1962年、神奈川生まれ。慶応大学経済学部卒業、1984年、映画『凶弾』でデビューし、舞台、映画、TVドラマ、バラエティー番組など、さまざまなジャンルで意欲的に活動している。1997年には気象予報士の資格を取得。「FNNスーパーニュース」において、ウェザーキャスターとしても活躍中。『石原良純のこんなに楽しい気象予報士』 (小学館文庫)、『石原家の人びと』(新潮文庫)などの著書がある。公式ホームページはhttp://www.ishihara-yoshizumi.com/


高橋盛男(たかはし もりお)

1957年、新潟県生まれ。フリーランスライター。自動車専門誌の編集を手がけたのちフリーライターに。JR東日本新幹線車内誌「トランヴェール」、プレジデント社「プレジデント」「プレジデントファミリー」などに執筆。