第3回 空はいちばん身近な大自然

――地図と時刻表を読むことと、気象予報士の試験はイコールだというお話がありましたが。

 気象予報士の試験は、ある予報について、なぜそのような予報になったのかを説明するというものなのです。

 今の天気の状態を観測した実況図と、コンピューターの計算でさまざまな数値を表した予想図があって、それらから問題に提示された予報の根拠を答えるのです。

 その天気図の分析が、地図と時刻表を読み解くのと同じような要領なんですよ。

 気象予報士になる人には、地図と時刻表の好きな人が多いですよ。8割方がそうじゃないかな。

――試験勉強は大変なんでしょう。

 いや、好きだったから、おもしろくてね。「へえ~」と思うことばかりで、試験に出ないところまで勉強しました。衛星写真の図解集なんかを買い込んでね。試験には関係ないんですけれども。

 試験中に「何で俺、こんなこと知っているのだろう。何で書けるのだろう」と思いながら答案を書いていました(笑)。