第3回 空はいちばん身近な大自然

――そもそも石原さんは、なぜ気象予報士を志したのですか。

 空が好きなんですよ。海辺の町で育ったからかな。海辺に立つと、水平線からこっちは全部が空。天気が変わるときの雲の動きなどを、毎日のように見ていましたから、天気には関心があったのです。

 気象予報士の資格ができたばかりのころですが「子どものころから、空の変化を不思議に思っていた」という話を森田正光さん(気象予報士)にしたら、試験を勧められたんです。「何で雲がそう流れるのか、何で風向きが変わるのか、気象予報士になるとそういうことがわかるようになるよ」と。

 子どものころから不思議に思っていたことが、気象学という科学によって理解できる。それはおもしろそうだと勉強を始めたのです。

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