Googleの地図だと、高低差がわかりにくいのですが、東京は坂の多い街で、走ってから地図を見ると地形がよくわかりますよ。うちの近くには水源がけっこうあって、暗渠(あんきょ)になって流れている川をたどってみたりね。地図を頭に描いて、地形を足でたどるのが、僕のジョギングの楽しみ方になっているんです。

――まさに地理学的ジョギングですね。地図とともに時刻表もお好きとのことでしたが。

 地図と時刻表は、僕にとってはワンセット。列車で移動しているときに、何でこの駅間は走行時間がこんなに長いんだと思って地図を見ると、間に長いトンネルがあったりね。時刻表と地図を組み合わせて読んでいくと、もっと立体的に地形の移り変わりがイメージできるのです。

 ところで地図と時刻表、実はこれを「読む」ということが、気象予報士の試験とイコールなんですよ。

――それはおもしろい。どんなふうにつながっているんでしょう。

つづく

石原良純(いしはら よしずみ)

1962年、神奈川生まれ。慶応大学経済学部卒業、1984年、映画『凶弾』でデビューし、舞台、映画、TVドラマ、バラエティー番組など、さまざまなジャンルで意欲的に活動している。1997年には気象予報士の資格を取得。「FNNスーパーニュース」において、ウェザーキャスターとしても活躍中。『石原良純のこんなに楽しい気象予報士』 (小学館文庫)、『石原家の人びと』(新潮文庫)などの著書がある。公式ホームページはhttp://www.ishihara-yoshizumi.com/


高橋盛男(たかはし もりお)

1957年、新潟県生まれ。フリーランスライター。自動車専門誌の編集を手がけたのちフリーライターに。JR東日本新幹線車内誌「トランヴェール」、プレジデント社「プレジデント」「プレジデントファミリー」などに執筆。

この連載の前回の
記事を見る

この連載の次の
記事を見る