まばゆい黄金を身にまとい、1000年以上前に葬られた戦士の墓が、未知の古代文化を今に伝える。

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パナマに眠る謎の黄金郷

まばゆい黄金を身にまとい、1000年以上前に葬られた戦士の墓が、未知の古代文化を今に伝える。

文=A・R・ウィリアムズ  写真=デビッド・コベントリー

 運河でおなじみの国、中米のパナマ。灼熱の太陽が照りつける草地に大きな石柱が並ぶ1000年以上前の遺跡から、驚くべきものが出土した。まばゆい金の装飾品を身にまとった戦士の墓が、次々に見つかったのだ。
 今回の大発見をものにしたのは、スミソニアン熱帯研究所の考古学者。過去の文献を丹念に読み込んだ彼女は、国内にある他の遺跡との比較から、発見地となったエル・カーニョ遺跡にはきっと何かがあるはずだ、と考えた。この推理が見事に的中。イカの文様が描かれた黄金の胸当て、緑色に輝くエメラルド、タツノオトシゴやタカ、双頭のコウモリなど動物をかたどった金のペンダントなど、数々の貴重な遺物を発見したのだ。これは南北の米大陸でも有数の大発見。この黄金の遺跡は今後、未知の古代文化の謎を解く鍵となるかもしれない。

編集者から

 大人になってから行った中米メキシコでは、マヤ文明の神秘的なピラミッドと本場のタコスに感動。幼い頃にはたまたまコロンビアに住んでいたので、隣国ペルーのマチュピチュ遺跡にも行ったようだ(記憶はあいまいだが、また行きたい憧れの場所)。だがパナマとなると、印象が薄い。こちらもコロンビアの隣の国なので一度は行ったはずだが、何があったか記憶にない。中米にゆかりがなければパナマのイメージはもっと薄いはずだが、ぜひ、この特集内の写真をひと目見てほしい。この地域にかつてとってもハイセンスな黄金文化が栄えていたことが、わかっていただけるはず。 (編集M.N)

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