その他「シュトレン」や「クグロフ」なども、アルザスの伝統的なお菓子。「シュトレン」はドイツのクリスマス菓子として、日本でも人気上昇中のお菓子だが、このアルザス地方の名物でもある。

 ナッツやお酒に漬けたドライフルーツ、バターをたっぷり使った長方形のパン菓子(マジパンが入ったものも)で、上から粉砂糖をふった真っ白な姿が特徴的。おくるみに包まれた幼児キリストを象徴しているなど、形の由来には諸説あるようだ。薄く切ったものをそのまま食べたり、温めて食べたりする。

 干しブドウとアーモンドが入った王冠型のパン菓子のクグロフは1年中出回るお菓子だそうだけど、やはりクリスマスシーズンには、家で焼いたりマーケットなどで店先を賑わしたりする人気のお菓子だ。美食の国フランスのクリスマス菓子のバリエーションは果てしない。メイエールさんからはその他にも様々なアルザスのお菓子を教わったけど、それはまた別の機会に!

 最後に、フランス観光開発機構からいただいたマヌレの材料の一例をご紹介。子どもの気分にかえって、フランス風クリスマスを楽しんでみる?

【材料】(6個分)
小麦粉 400グラム
イースト    1袋
上白糖     85グラム
コーヒーシュガー 小さじ1
バニラパウダー   1大摘み
卵 2個
牛乳  130ml
バター 100グラム
干しブドウまたは粒チョコ(人形の目用) 12粒

■つや出し用
卵黄  1個分
牛乳  小さじ1
砂糖  大さじ1

これも都内で手に入れたシュトレン。冷たいまま食べるとナッツなどの具材の食感がはっきりして、粉砂糖が口の中でさらさらするのが楽しい。温めて食べてみると、粉砂糖のさらさら感はなくなるけど、ふわ~っとドライフルーツやお酒の香りが漂って、別の美味しさ
特別な型に入れて焼くブリオッシュ、クグロフもアルザス地方の有名なお菓子。「白ワインと合わせても美味しいですよ」とメイエールさん。ちなみに、2007年にパリとストラスブールを結ぶ高速鉄道TGVが開通してから、アルザス人気が上昇しているそう
© ATOUT FRANCE/Jean François Tripelon-Jarry

メレンダ千春

海外に行けば、どこを見ずとも行くのはスーパーのおやつ売り場という、激甘から激辛まで味の守備範囲は360度のライター。最初の異国のお菓子との出会いは、アメリカに住む遠い親戚のおじさんが日本を訪れる度にお土産にくれた、キラキラ光る水色の紙でキャンディーのように包装されたチョコレート。ミルクの味が濃くて、おいしかったな~。インパクトのあるおやつを求めて、日々邁進中。

この連載の前回の
記事を見る

この連載の次の
記事を見る