第3章 1901-1920 もっと写真を!

第9回 こんなところにも日本人

 前回、はからずも1910年の「その1」で終わってしまったので、今回は「その2」です。

 1910年の注目すべきもうひとつの出来事は“カラー写真”の登場でした。

 掲載は1910年11月号で、撮影者は創業当初からコダックに投資して大金持ちになったウィリアム・ウィズナー・チェイピンです。

 タイトルは「韓中チラ見(Glimpses of Korea and China)」。

 韓国と中国の記事なのに、なぜ「こんなところにも日本人」なのか? 

 それは“カラー写真”といっても、「日本の絵師が色をつけたモノクロ写真」だからです。

1910年11月号には、24ページにわたり、日本人絵師が色づけした写真が一挙に掲載され、大成功を収めた。これはその続編である1911年11月号の特集「日本チラ見」に掲載されたもの。©William Wisner Chapin (写真クリックで拡大)