第3章 1901-1920 もっと写真を!

第8回 “黄色い枠”は偶然の産物?

 すみません。もとからウェブでした。

 けど、前回を読んでくれた人はもうおわかりですね(ちゃんとヒントがありますよ)。

 そう、南極大陸がないんです! 

 アムンセンが南極点に到達するのは1911年12月。しかも、地図が描けるほど調査が進むのはもっとずっと後のこと。当時の地図では、南極はまだ空白でした。

 表紙の話に戻りましょう。

 地球のイラストの周りは、月桂樹の葉とオークとどんぐりをあしあらった“グログランリボン(ファッション用語で、簡単に言うと横縞のあるリボン)”が囲んでいます。

 月桂冠に象徴されるように月桂樹は勝利や栄光を、オークとその実は力、知恵、安定などを表しており、紋章や国章などに使われる定番の素材です。この組み合わせでいちばんメジャーなのはフランスの国章でしょう。

 4方向から描いた地球を栄光と知恵で包み込む。とてもグロブナーっぽいデザインですよね。このように、最初は黄色い枠ではなく中身のほうに意味があったのでした。

 そして、1910年の注目すべきもうひとつのことは……、と続けるつもりだったのですが、長くなったので、次にいたしましょう。

   こんなふうに書いていたら、いつまでたっても終わらないなあ。ひょっとしてあと100回続くのか……。

つづく

(Web編集部S)