第3章 1901-1920 もっと写真を!

第8回 “黄色い枠”は偶然の産物?

 それでもこれがナショジオを象徴する“イエローボーダー”が誕生した号だとされています。

 おそらく、特に表紙のデザインを変更する理由もなく、そのままの流れで黄色い枠が残ったのでは。つまり、このときは黄色い枠など誰も意図していなかった、と中の人はニラんでいます(公式見解ではありません。念のため)。

 前にもちょっと書きましたが、雑誌をリニューアルしたり、表紙のデザインを変えたりするときはたいてい不調時の悪あがきですからね。

 実際のところ、『ナショナル ジオグラフィック』は1910年以降信じられないぐらいに部数を増やして、基本的な表紙デザインは何十年も変わりませんでした。

1931年10月号。
(c)Mark Thiessen, NGP

 次の変更は1920年。目次のスペースが白くなりますが、マイナーチェンジです。

 で、このときにようやく黄色い「枠」があらわれて、やがて枠の中がイラストになったり写真になったりして今に至る、というヨミです。

 ちゃんとデザインを解説すると、まず、4つの異なる方角から見た地球のイラストを4辺のなかほどに配置。

 もちろん、日本もあります。もとの地球のイラストが小さいので、日本はごまつぶみたいですけどね。

 でも、今の地図とは明らかに異なる点がひとつあります。

 何だと思います?

 正解はウェブで!