第3章 1901-1920 もっと写真を!
第8回 “黄色い枠”は偶然の産物?
ナショジオの歴史をざっと紹介しているこの連載。前回は1909年の北極点到達だったので、今回は1910年といきましょう。
という具合に1年ずつやっていたら、あと100回は書かなきゃいけません。もちろんそこまで続けませんよ。いくらなんでも長すぎです。翌年の1910年をいちいちとりあげるのは、ちゃんとそれなりの話題があるからです。
1910年の注目すべき出来事は2つあります。
ひとつは2月号から表紙のデザインを新しくしたことでした。
“イエロボーダー”の誕生です!
なんのことかわからない? “イエローボーダー”とは某○○放送のおは……、じゃなかった『ナショナル ジオグラフィック』の表紙にある黄色い枠のこと。
とはいえ、まだ色が浅いですし、“ブライトリー・イエロー(輝く黄色)”と呼ぶほどのトレードマーク感はありません。
てか、紙の地色が黄色いだけなんですが、このデザインから黄色い枠だけが残るなんて、このとき想像した人がいたのでしょうか??(笑)
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