第24回  イギリス・クリスマス菓子の本当の味わい方とは? 前編

 でも、正直、これをください!と3回も唱えたくなるほどかというと、それほどじゃない。(隣でおやつ部長も大きくうなずく。) もちろん、モノによって違うと思うのだけど、そもそも、お菓子を食べただけじゃ、クリスマスプディングをとりまくイギリスのクリスマス事情が浮かんでこない。

 そこで、知り合いのツテを頼ってイギリスの30代男子、ケヴィンさんにたどり着き、クリスマスプディングについて聞いてみました。

 ケヴィンさんは、IT系エンジニアという、ばりばりの今どき男子。だけど、プディングの話をふると、「クリスマスプディングはね。『アドベント』に入る前の最後の日曜日に作り始めるんだ」と静かに話を始めた。

 アドベントとはキリストの誕生に備える期間で、キリストの誕生日である12月25日の4週間前の日曜日から24日までの期間を指す。クリスマスのそんなに前からプディングを作り始めるのは、このケーキは熟成させた方が美味しくなるからだ。ちなみにこの日曜日は「Stir-up Sunday(スティアアップ・サンデー、混ぜ合わせる日曜日)」と呼ばれるそうだ。なぜそんな名称がついたんだろう?