第3章 1901-1920 もっと写真を!

第7回 北極点を制覇せよ!

1906年12月号の表紙。創刊以来5度目のデザイン変更でした。(c)Hale or Thiessen

 1906年7月号の野生動物写真の大ヒットなどのおかげで、1906年12月号の『ナショナル ジオグラフィック』の発行部数はおよそ2万部まで伸びました。 

 前年より約8500部の増加。

 1908年にはページの半分以上を写真が占めるようになり、その後も部数は順調に増え、1910年末には約7万5000部になりました。

 4年間で5万5000部増。1年あたり1万部以上のペースです。いいなあ(笑)。

 雑誌が売れた分だけ、おのずと探検・調査への支援も増えました。なぜなら、ナショナル ジオグラフィック協会はNPO、非営利組織だから。儲かったといって、利益を仲間うちで分配することはありません。すべて次の活動に使っているのです(日本版を発行する弊社は株式会社ですが)。

 えっ、そうなの? 全然知らなかった! という人は『ナショナル ジオグラフィック日本版』をいちどご覧になってみてください。スタッフ名とかが並んでいるうしろのほうのページ(奥付)には毎号こんなふうに書かれています。