第4回 日本のルーツをたどる“新・西遊記”

――ところで、新作の映画「カルテット!」が来年1月7日に封切られますが、旅での経験が仕事に生かされる部分はありますか。

 どうでしょう。直接的にどうというのはよくわからないのですが、生かされている部分はあると思います。

 お芝居は役を演じるのだけれど、逆にその人の人間性が丸裸で見えたりもするものです。「ありがとう」という一言の台詞でも、言う人で重みが変わる。この人が「ありがとう」というと涙が出てくるというような。それはきっと、その方の人間性だったり、経験値、人としての幅が醸し出すものだと思うんです。

 そう考えると、旅の経験が台詞に厚みを持たせてくれるということはあると思います。自分のなかにいろいろな風景をたくさん持っていると、それは役柄に自然に投影されてくるのではないか、そうなったらうれしく思います。

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おわり

鶴田真由さんが出演する映画『カルテット!』が2012年1月7日(土)から全国で公開されます(浦安の「シネマイクスピアリ」では12月17日(土)から先行ロードショー)。鶴田さんが演じるのは、一度崩壊しかけた家族の絆を取り戻そうとする音楽一家の母親役。詳しくは映画「カルテット!」公式サイトをご覧ください。

鶴田真由(つるた まゆ)

女優。神奈川県生まれ。88 年TVドラマ『あぶない少年II』で女優としてデビュー。数々の映画やテレビドラマに出演し、96年『きけ、わだつみの声』で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。以後、映画、舞台、テレビ、ラジオなど枠にとらわれず幅広く活躍している。趣味は旅行。旅番組やドキュメンタリー番組への出演も多く、中央アジア、アフリカ、南米といった海外の辺境から日本国内まで豊富な旅の経験を誇り、第4回アフリカ開発会議(TICADIV)親善大使にも選ばれた。現在、毎週日曜日18:00~18:54にBS日テレで放送中の『森人』と、毎週土曜日18:00~18:30にTOKYO FMで放送している『フロンティアーズ~明日への挑戦』でナレーションを担当。また、2012年1月7日(土)から全国ロードショーの映画『カルテット!』では、ふたたび絆を取り戻そうとする家族の母親役を好演。鶴田真由公式ホームページhttp://tsurutamayu.com/。「ニッポン西遊記-JOURNEY TO THE WEST」プロジェクトのホームページhttp://www.nippon-saiyuki.jp/


高橋盛男(たかはし もりお)

1957年、新潟県生まれ。フリーランスライター。自動車専門誌の編集を手がけたのちフリーライターに。JR東日本新幹線車内誌「トランヴェール」、プレジデント社「プレジデント」「プレジデントファミリー」などに執筆。