第4回 日本のルーツをたどる“新・西遊記”

 で、旅を続けるうちに「古事記」は神話ではなくて、天皇系譜の物語だったんだということがようやくわかったんです。

 実際に神話にまつわる場所に行ってみると、それまで抱いていた自分なりの謎が解けたり、いろいろと肌で感じられることもあって、すごくおもしろかったです。

 今のところ、古事記の旅は一応終わって、そのあとにアイヌの聖地へ行ったり、八重山諸島へ行ったりというふうに、日本のルーツを探る旅をしています。
 今は、日本を知りたいという気持ちが強いですね。

――自分のなかで腑に落ちなかったことが、その地へ行って「あ、こういうことだったのか」と納得がいくというのはよくありますね。

 あります。発見ですよね、それは。書物を読んでいるだけではわからない、行ってみて初めて体感できるという。

 歴史が正しいか正しくないかは、永遠にわからないことかもしれないけれど、自分の感覚でこうだったんじゃないかなと感じること、想像することができるわけです。

 もしかしたら、そこにこんなドラマがあったんじゃないかとか、自分なりに想像をめぐらすのがすごく楽しい。