第1回 旅で宇宙と自分が直結する

――鶴田さんはご自身を「旅中毒」とある文章で書いていますが、中毒の始まりは何がきっかけだったんですか。

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 私が俳優としてデビューしたのは18歳のときですが、20代の後半のころテレビドラマなどの仕事をしながらも、「自分探し」というか、自分は本当は何がしたいのだろうと考えた時期がありました。

 知り合いで、インドやネパールによく行く方がいるんですが、今そういうところに行ったら、いろいろなことが吸収できるかもしれないと、ふと思ったんです。

 そこで、インドかネパールに行くことがあれば連れていってほしいと、その知人にお願いしました。

 すると、彼女が言うんです。「今だと思うなら、私を待たずに自分で行きなさい」と。それで屋久島へ行きました。生まれて初めての一人旅でした。

 そうしたら、想像をはるかに超える収穫があって、それが旅中毒の始まりです。

――どんな収穫が屋久島であったのか、じっくりうかがいましょう。

つづく

鶴田真由さんが出演する映画『カルテット!』が2012年1月7日(土)から全国で公開されます(浦安の「シネマイクスピアリ」では12月17日(土)から先行ロードショー)。鶴田さんが演じるのは、一度崩壊しかけた家族の絆を取り戻そうとする音楽一家の母親役。詳しくは映画「カルテット!」公式サイトをご覧ください。

鶴田真由(つるた まゆ)

女優。神奈川県生まれ。88 年TVドラマ『あぶない少年II』で女優としてデビュー。数々の映画やテレビドラマに出演し、96年『きけ、わだつみの声』で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。以後、映画、舞台、テレビ、ラジオなど枠にとらわれず幅広く活躍している。趣味は旅行。旅番組やドキュメンタリー番組への出演も多く、中央アジア、アフリカ、南米といった海外の辺境から日本国内まで豊富な旅の経験を誇り、第4回アフリカ開発会議(TICADIV)親善大使にも選ばれた。現在、毎週日曜日18:00~18:54にBS日テレで放送中の『森人』と、毎週土曜日18:00~18:30にTOKYO FMで放送している『フロンティアーズ~明日への挑戦』でナレーションを担当。また、2012年1月7日(土)から全国ロードショーの映画『カルテット!』では、ふたたび絆を取り戻そうとする家族の母親役を好演。鶴田真由公式ホームページhttp://tsurutamayu.com/。「ニッポン西遊記-JOURNEY TO THE WEST」プロジェクトのホームページhttp://www.nippon-saiyuki.jp/


高橋盛男(たかはし もりお)

1957年、新潟県生まれ。フリーランスライター。自動車専門誌の編集を手がけたのちフリーライターに。JR東日本新幹線車内誌「トランヴェール」、プレジデント社「プレジデント」「プレジデントファミリー」などに執筆。