第1回 田邊優貴子「不本意ながら、極ガール??」

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 そこではインターネットやEメールの環境はおろか、電話、風呂、トイレもありません。はっきり言って、このご時世に逆行した生活と言えるでしょう。

 便利でないことは確かですが、それでもやはり私はまったくそんなことが気にならないのです。それどころか、毎回結構な幸せを感じながら南極での野外生活を楽しんでいます。

 もしかしたら、「めちゃくちゃキレイ好き」ではないことも功を奏しているのかもしれません(汚いのが好きというわけではないです。それなりにごく一般的なキレイ好きレベルです、あくまでも)。

 Eメールもつながらず、世間の情報から隔離された生活は、一見不安なように思うかもしれませんが、そのおかげで無駄なこと、雑多なことに邪魔されることなく、目の前の壮大な自然とじっくり向き合うことができます。私はこの純粋な時間が、本当に大好きです。

 そして何よりも、南極で目の当たりにする世界は、普段想像もつかないようなワクワクすることばかりで、生活の不便さを圧倒的に上回る魅力があるのです。逆に、Eメール・風呂・トイレ・二人部屋が完備されていても、往復のしらせ船上での生活の方が、ずっと窮屈かつ退屈でなりません。

 まあ、あくまでもこれらは誰にでも当てはまることとは言えないでしょうから、私にとって、と付け加えておきたいと思います。