第22回  クリスマス菓子の「秘境」を探検する! 前編

 空気がキーンと透明になって、街中のクリスマス飾りがきれいに映えるようになった。こりゃ、クリスマス菓子探検の季節です。
 最近では、日本でも定番いちごショートケーキのクリスマスバージョンだけじゃなく、様々な海外のクリスマス菓子を見かけるようになった。

 連載で紹介したメレンゲのお菓子パブロバも、現地(ニュージーランド)では白いメレンゲに赤い果物を飾り付けるなどしたクリスマスバージョンが登場するらしい(パブロバについては、第16回、17回を見てね!)。

 日本で特に「新顔」クリスマス菓子として街中でよく見かけるようになっているのが、イタリアの伝統的なクリスマス菓子パネトーネ。パネトーネとはミラノが発祥の地だという、バターたっぷりのパン菓子。上が膨らんだ円柱形で、ほんのり甘い生地の中にドライフルーツが入っている。大きなものになると重量が1キロにもなる。

 イタリアでは、パネトーネの作り方について材料などのルールがあり、天然酵母を使い何日もかけ発酵させて作る。この工程によって、保存料を使わなくても賞味期限が長くなり、ものによっては数カ月も持つそうだ。

 イタリア食材店などで、オシャレなパッケージのものが品よくディスプレイされているのを見かけるけれど、実は、東京にもびっくりするほどパネトーネが山積みになっている場所があると耳にはさんだ。