銀河系とその周りをめぐる二つのマゼラン雲が繰り広げる、壮大な“ダンス”の秘密に迫る。

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マゼラン雲と銀河のダンス

銀河系とその周りをめぐる二つのマゼラン雲が繰り広げる、壮大な“ダンス”の秘密に迫る。

 大小二つのマゼラン雲。南半球で夜空を仰げば、天の川のそばに淡く輝くその姿を見られるだろう。大航海時代に世界を一周した航海者にちなんで名づけられた二つの銀河は、私たちの銀河系(天の川銀河)の周囲をめぐる伴銀河と考えられてきた。

 マゼラン雲は多数の恒星で構成され、その内部では今も爆発的な勢いで、新たな星たちが誕生している。さまざまな点で、ほかの小さな伴銀河と同列には扱えない存在だ。近年では、ハッブル宇宙望遠鏡などによる観測結果から、二つのマゼラン雲が大きな楕円軌道を描き、ただいま地球に異例の接近中らしいとわかってきた。銀河系と、大小のマゼラン雲。三つの銀河のダイナミックなダンスが、今まさに始まろうとしている。

編集者から

 宇宙に浮かぶ真珠のネックレスとシャボン玉……そんな表現がぴたりとはまるのが、大マゼラン雲で起きた超新星爆発の残骸の写真。宝石のような輝きに目を奪われます。銀河系の周りを回っている伴銀河は、最大でも1000万個の星で構成されているのに対して、小マゼラン雲は30億個、大マゼラン雲は300億個。非常に明るいので、肉眼でもはっきり見えると言いますが、残念なことに日本からは見えません。南半球に行った時はぜひ、夜空を見上げてみてください。二つの“宝石箱”に出合えるかもしれません。(編集M.N)

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