話を聞くうちに、ぼくが特に気になったのが2点。

 ひとつは幼生の生息環境。長寿な動物の場合、次世代の若い個体が育っていなくても、見かけ上はなかなか減っているようには見えない。ふと気づくと、年齢分布が高齢の方に偏り、種として滅びかけている、ということも起こりえる。

 野生でも、産卵直後の小さなものは見つかる。また、40センチメートルくらいの若い個体も見つかる。でも、その中間、特にまだ外鰓が残っている生後3年、4年くらいの幼生から30センチくらいの幼体はなかなか見られない。

水槽にいた幼体。(写真クリックで拡大)

この連載の前回の
記事を見る

この連載の次の
記事を見る