たとえば、メガマウスザメ。ふだんは深い海にくらすと考えられる大きなサメで、全長6~7メートルにもなるのですが、世界の中でも日本近海に目撃例、捕獲例が多いんです。

ネズミザメとメガマウスザメ。(画像クリックで拡大)

 実際、三重県の漁師さんからお話をうかがうと、「あんなもんは、ワシら昔からよーけ見とる」とおっしゃっていました。

 今年もメガマウスザメが定置網に入って、テレビ局の水中カメラマンさんが見事にその撮影に成功されたそうです。

 ただ、意外なほどメガマウスザメは行動が俊敏で、なんと! イルカのように跳ねて定置網を越えて海にかえっちゃったそうです。

 このお話は、撮影をされたカメラマンさんと、水族館の先生から聞きました。水族館の先生は、「まさか、あんなにジャンプするとは思わなかったよ」と驚かれていました。

――まさに「ギョギョッ!」ですね。海の生き物にはまだまだ謎が多い。

(写真クリックで拡大)

つづく

※さかなクンのお魚クイズはこちら

さかなクン

東京都出身。東京海洋大学客員准教授。魚について膨大な知識と豊富な経験をもち、「ギョギョ!」が口癖の明るいキャラクターにより、子どもからお茶の間まで人気を誇る「お魚らいふ・コーディネーター」。2010年には絶滅したと考えられていたクニマスの再発見に貢献した。NHK総合「ごきげん歌謡笑劇団」、TBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」(火曜日)にレギュラー出演中。イラストレーターやコラムニストとしても活躍し、多数の連載を抱える。『さかなクンと中村征夫の海のおさかな大百科〈1〉サンゴの海のかわいいさかな』(新日本出版社)、『おしえて! さかなクン』 全3巻(角川つばさ文庫)など、多数の著書がある。「さかなクンオフィシャルホームページ」http://www.sakanakun.com/


高橋盛男(たかはし もりお)

1957年、新潟県生まれ。フリーランスライター。自動車専門誌の編集を手がけたのちフリーライターに。JR東日本新幹線車内誌「トランヴェール」、プレジデント社「プレジデント」「プレジデントファミリー」などに執筆。

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