第2回 危機一髪! ウミガメ救出大作戦

 ダイバー仲間と館山の海で潜っているときに、定置網に大きなアカウミガメが入っているのを見つけました。ぐったりして死んでいるように見えました。

 成田師匠やダイバーの皆さんは漁師さんから、定置網にもしウミガメが入っているのを見つけたら、網から引き出してといわれているようです。朝の漁のお仕事中に網に入ったウミガメを引き上げるのは大変だからです。

(写真クリックで拡大)

 それで一人のダイバーの方が網に入って見たら、このウミガメが動いたんです。すぐに網から出して、皆でお神輿をかつぐみたいにして、海面へ運び上げていきました。

 すると、その途中でウミガメが目を開けて、自分で体を動かしはじめました。皆が手を離すと自分の力で泳ぎ始めました。

 そのときの光景、海面から差すお日様の光のなかで、海面に向かって昇っていくウミガメの姿が何ともいえませんでした。

――2度もウミガメを救うとは、竜宮城から招待状が届きそうですね。次は日本人と魚の話をうかがいましょう。

つづく

※さかなクンのお魚クイズはこちら

さかなクン

東京都出身。東京海洋大学客員准教授。魚について膨大な知識と豊富な経験をもち、「ギョギョ!」が口癖の明るいキャラクターにより、子どもからお茶の間まで人気を誇る「お魚らいふ・コーディネーター」。2010年には絶滅したと考えられていたクニマスの再発見に貢献した。NHK総合「ごきげん歌謡笑劇団」、TBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」(火曜日)にレギュラー出演中。イラストレーターやコラムニストとしても活躍し、多数の連載を抱える。『さかなクンと中村征夫の海のおさかな大百科〈1〉サンゴの海のかわいいさかな』(新日本出版社)、『おしえて! さかなクン』 全3巻(角川つばさ文庫)など、多数の著書がある。「さかなクンオフィシャルホームページ」http://www.sakanakun.com/


高橋盛男(たかはし もりお)

1957年、新潟県生まれ。フリーランスライター。自動車専門誌の編集を手がけたのちフリーライターに。JR東日本新幹線車内誌「トランヴェール」、プレジデント社「プレジデント」「プレジデントファミリー」などに執筆。