第2回 危機一髪! ウミガメ救出大作戦

 岡崎さんが「さかなクン、剥製にするにはどうしたらいいかな」とおっしゃったので「だめです、タイマイは大変な希少種ですから、研究機関の方に見ていただいたほうがいいです」と言ったんです。

 タイマイは、甲羅が40センチほどの若い子ガメでした。身動きしないので、岡崎さんは死んでいると思ったらしいんです。けれども、何となくまだ生きているような感じがしたので、海水をかけていると、タイマイがピクリと動いたんです。

「生きてますよ!!」

「ほんとだ」

 それからの岡崎さん、大奮闘でした。

――何が始まったのですか。

 大きな桶を持ってきて、海水を汲んで、そこにタイマイを入れて、頭が海水に浸かると呼吸ができなくなるから、どこからか丸い石や海綿を持ってきて首を支えて。

 さっきまで「剥製にする」といっていた人なのに何で? と思って聞くと「いやあ、昔を思い出してな」と言うんです。