館山に住んで12年になりますけど、このお魚を館山で見たのは初めてです。とっても近い仲間のヒメヤマノカミは2度見たことがありますが。 

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 ヒメヤマノカミは、分布が千葉県館山湾から高知まで。シマヒメヤマノカミは伊豆半島以南となっています。

 この2種はとってもよく似ていますが、シマヒメヤマノカミは、体の縞々に黒い点々があるんです。ひょっとしたら、館山湾で見つかったのは、これが初めてかもしれません。これから調べてみようと思っています。

――さかなクンは、岩手県久慈市の水族館に魚を寄贈されていますね。東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた地下水族科学館「もぐらんぴあ」が、8月に「もぐらんぴあ・まちなか水族館」として再開するのに合わせて。それが、フィッシュハウスの魚たち、つまり館山近海の魚なんですね。

 ハイ。約40匹くらいです。カスザメの赤ちゃん3匹、ハコフグちゃん、サザナミフグのポンちゃんたちです。

――「もぐらんぴあ」とは、それまでどういうおつきあいがあったのですか。

 はい。7年前、夏休みのイベントで招かれて、それから毎年お招きいただくようになりました。久慈の皆さまは温かくて、いつも家族のように迎えてくださいます。

 水族館のもぐらんぴあは3月11日の大きな津波によりひどい被害に遭って……。水族館の大事な生き物たちは、みんな死んでしまったと思われていました。それが、数日後に助かった生き物がいたことがわかりました。トンネル水槽にいた人気者のアオウミガメ「カメ吉」くん、それにアメリカカブトガニやオウムガイなどです。

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