できあがったペヒバジェは、茹で汁に浸しておく。乾燥してパサパサにならないようにするためだという。

 花柄(かへい)についた実を包丁で“へた”の部分からこじり取り、水で軽くすすぐ。そして圧力鍋へ。そこに水、タパ・デ・ドゥルセ(Tapa de dulce)というサトウキビのジュースを固めた沖縄の黒糖のような砂糖を少々、そして塩を多目に投入する。

 20~30分強火でシュンシュン言わしたら、火を止めて冷ます。
 まだ少し温かいうちにナイフで皮をむいたら、できあがり。

 前歯で軽く「カプリッ!」とやると、「サクリ、ポロリ」と半分に割れて、中からこげ茶色のタネが顔を出す。

 まずは食感から。半分に割れたペヒバジェを噛むと口の中で「ポリパリポリパリ」という音を奏でる。繊維質が切れる音だ。それが終わると「ホクホク」としてきて、その後「モサモサ」としてくる。さらにモグモグしていると、しっとりしてくる。でんぷん質が多いからだろう。

 味の説明はちょっぴし難しい・・・。僕の味覚では、似ている味はカボチャ(南瓜)で、それにサツマイモとジャガイモとクリを足して4で割った感じだ。そして、違和感のないかすかな苦みがあり、塩味とほんのりと甘みを感じる。
 「今回の小ぶりのものでもイケるやん~!」とみんなでうなずいていた。
 お好みでマヨネーズをつけて食べられることが多く、しっとり感も増し、相性は良い。

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