木の高さと格闘した末に収穫されたペヒバジェ。少し小ぶりだが、果たしてお味のほうは?

 近所のスーパーの売り場では、外国人が「これはどういう食べもんだ?食べ物なのか?」などと店員さんに尋ねている光景をよく見かける。先日は、ペヒバジェに興味をもったお客さんが1個だけ買っている光景を見た。レジの人から「こういうもので、こうこうこういう風にして食べるのよ」と教わっていた。

 では今回も、農家の美人奥さまデイジーさんにつくっていただきましょう!

<ペヒバジェ Pejibaye >

 まずは実の収穫。
 チョンタドゥーロの木は背が高く、ペヒバジェは上の方に垂れ下がってなる。しかも幹には大量のトゲが突き出ていて、実を収穫するのはなかなか大変だ。デイジーさんの旦那さんによると、(1)分厚いズボンに分厚い手袋、長靴の下にはアイゼンのようなものを装着し、短い縄を手にもち、房を目指し器用に樹を登っていき、房を根元からちぎりとって、下まで持って帰る方法と、(2)長~い竹竿の先に刃をつけて、房の根元に狙いを定めて突き刺すように切り落とし、麻袋なんかを広げて待機する人がキャッチ!する方法があるそうだ。ペヒバジェ園では、トゲをそぎ落として、収穫しやすくしているところもあるという。今回は竹竿で切り落とし、キャ~ッチ!の方法で収穫してもらいました。

 実のかたちや色は、どこか柿に似ている。若い実は緑色。熟してきてオレンジがかってきたものから、赤っぽくなったものが食べごろだ。

 ちなみに、このヤシの木の若木の芯(新芽)の部分が、高級フレンチ料理の食材にもなるパルミット(パルミート)である。

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