あの秋の夜、夢にオオカミがでてきたのは、何の前触れもなく、まったくの突然のことでした。
 でも、その夢を見るほんの1週間ほど前、じつは「夢」というものについて、すこし考えさせられる出来事がありました。それがきかっけとなって、いつもは気にもとめない夢について、目覚めてからもしっかり覚えていたのかもしれません。

 その出来事とは、とある講演会で、モンゴル奥地のタイガに暮らす、トナカイ遊牧民の話を聞いたことでした。

秋も深まり、ノースウッズの林床が鮮やかに色づいた。
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