第19回  謎のおやつ宅急便届く、の巻 前編

左のボリータス・デ・ケソは明治の「カール」に似たお菓子だ。右がビスコチョ(写真クリックで拡大)

 さてお次は、やはり中南米が原産地と言われているとうもろこしのスナック。(実は、とうもろこしの起源となる地域も、正確には判明していないらしい。)

 「ボリータス・デ・ケソ(Bolitas de Queso)」と書かれた赤い袋を破ってみると、濃いオレンジ色の小ぶりのボール状お菓子がころころ出てきた。「ボリータス・デ・ケソ」とは「チーズボール」という意味なのだ。味は日本で人気の某チーズスナックに似ているけど、こちらの方がチーズの風味がかなり濃厚。「これ、美味しいよね」とおやつ部長に好評です。

 もう一つあったとうもろこし菓子は、塩味がかなりしっかりして、生地がみっちりしたドーナッツ状のスナック。ビスケットのように見えたけど、サクッというより、ガリガリ食べる感じ。袋には「ビスコチョス(Bizcochos)」との文字が大きく書かれている。

 「ビスコチョ」というのは、日本ではカステラの原型となったスペインの食べ物として知られている(ちなみにカステラにはもう一つ原型とされるものがあって、これがポルトガルの焼き菓子「パン・デ・ロー」)。もともとは乾パンのようなもので、15~16世紀大航海時代の船乗りの保存食だったとか。その後、材料に卵を使用するようになったことなどで、ふっくらとしたスポンジケーキ状のビスコチョに変化したという。