第2章 1888-1900 ゆりかごの時代

第13回 戦い≒恋愛?

 これでようやくグロブナーは安心して『ナショナル ジオグラフィック』の仕事に取り組めるようになりました。ハイド氏より上のポジションになったわけですから、執行委員会とのガチンコバトルもこれで終わり。そして何より、待ち望んだエルシーと結婚できる! のです。シアワセの絶頂、有頂天とはまさにこんな状況をいうのでしょう。ワシントンに来た甲斐があったというものです。

 10月23日。グロブナーの両親の結婚記念日を選んで2人はロンドンの教会で結婚式を挙げ、ラブラブオーラ全開でヨーロッパをめぐる新婚旅行に旅立ちました。

 めでたし、めでたし。心はすっきり晴れ渡り、新婚旅行はさぞ楽しかったことでしょう、となりそうなところですが、さすがラスボスのジョン・ハイド。そして、ハリウッド映画のお国柄(これは関係ないですか)。

 瀬戸際に追い込まれたハイドは一発逆転の実力行使にうって出ます。

 何より驚かされるのは、ハイドの策にベルが反対しなかったことでした。

 人生、ホントに何が起こるかわかりません!

 ベルをも押し切ったジョン・ハイドの最後の一手とはどんなものだったでしょうか?

「運命の2年間」の話も予定よりだいぶ長くなってしまいました。もういい加減にしてくれよジョン・ハイド! と私も思っているのですが、やはり物語のエンディングをないがしろにはできません。きっちりカタをつけますので、あと1回だけ、「運命の2年間」にお付き合いください。

つづく

(Web編集部S)