「天動説から地動説というのと同じぐらいの衝撃でした」
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 話は、1995年、スイスのジュネーブ天文台のグループがペガスス座51番星に「最初」の系外惑星を発見した時にさかのぼる。

 田村さんによれば、これは研究者にとって、世界がひっくりかえるような衝撃だったという。

「いきなり木星クラスの系外惑星が見つかって、しかも、それが周期がたった4日しかなかったんですね。これは、天文学、惑星科学、あるいは地球科学をやっている人にとって大問題だったんです。それまでの惑星太陽系の中にしかサンプルがなかったから、すべて太陽系を基準に考えていた。それがひっくり返されました。それこそ、天動説から地動説、っていうのと同じ感じで。"世の中"には、たくさん星があって、その周りには太陽系とは違ったタイプの惑星があるんだと、世界観が変わったわけですよね」

 公転周期が4日の木星型惑星というのは、本当に想定外だったそうで、惑星形成理論の標準的な説では説明が付かなかったという。すぐさま移動モデルというものが理論家によって提唱されて、説明可能になったそうだが。

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