番外編 ノースウッズ・ジャーナル 森林火災2

 後日、ダグからさらに、森林火災の詳細を伝えるメールが送られてきました。

 それによると、この火災は7月末に発生し、2週間でおよそ17000ヘクタールを焼いて、なおもくすぶり続けているとのことでした。

 17000ヘクタールと言えば、新宿区、世田谷区、渋谷区、目黒区、杉並区……さらには、港区と千代田区を全部あわせた面積に相当します。
 他に例を挙げるなら、白神山地のブナ原生林の保護地域と同じ面積で、それがすべて焼け野と化してしまったのです。

 カナダのオンタリオ州では、州をいくつもの地区に分け、その年に起きた森林火災にひとつずつ番号をつけていきます。日本でいえば、ちょうど夏の台風のようなものです。

 そこで今回の火災は「レッドレイク124」と呼ばれています。

 つまり、レッドレイク地区で、今年に起きた124番目の森林火災だということになります。

夏の終わり、蓮の茂る浅瀬をクビワキンクロが通り過ぎてゆく。2011年8月撮影
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