第1回 世界初、系外惑星候補の撮影に成功!

すばる望遠鏡が世界ではじめて惑星候補を直接捉えた画像。米TIME誌が選定する「2009年の重大な科学発見トップ10」に選ばれた。
(画像クリックで拡大)
(写真提供:国立天文台)

「これは、2009年8月の観測データです。地球に似た星のまわりを近赤外線で撮影したもので、こことここ、2カ所に惑星候補があります」

 国立天文台准教授で太陽系外惑星探査プロジェクト室長の田村元秀さんが、ぼくに示しているのは、こと座の方向50光年のところあるGJ758という星の周囲を撮影したという画像だ。指先にはたしかにはっきりと、粒だった小さな星、惑星らしきものが2つ写っていた。

 ぼくはめまいを感じた。50光年という、わりと近い距離とはいえ、別の星の惑星が「見える」時代になったのだなあ、と。