特別番外編  「しんかい6500」、震源域に潜る

その1  ワタクシの中に「断固たる決意」ができたのです

丸善とジュンク堂書店の公式サイトにある瀬名秀明さんの「文系人間のための<科学本棚 第12回目前編>」というコラムに掲載されていた文章でした。

そのなかで瀬名さんは
(引用始まり)
「東日本大震災の被害をニュース映像で目の当たりにして、いま多くの科学者は感ずるところがあるでしょう。科学に従事しながら人の命さえ救えないのだとおのれを苛むこともあるでしょう。まずはいまの気持ちを忘れずにいてほしいと願います。その上であえていわせて下さい。震災を目の当たりにしたからこそ、本当の科学者である皆様にできることは、今後もおのれの研究を続け、深めることなのだと。

 どんなに大きな災害に直面しようが、これからも大自然の現象に「面白い」と言い切れる覚悟を持って下さい。それが自然科学者の業であるはずです。誰よりも面白がって下さい。それが自然科学者として生きて死ぬことなのです。科学者というのは、そうやって生きていいよと社会から認知された幸福な人々なのです。その幸せを存分に享受して下さい。地震に限らず、すべての自然科学者にそういいたい。そのかわり中途半端な面白がりようでは承知しません。どうか今後は身が切れるくらいとことんまで面白がって、これからもにっこり笑って私たちに語って下さい。そして私たちを面白がらせて下さい。
 心からの、お願いです。」
(引用終わり)
と書いておられました。

ワタクシは震えました。覚悟は決まりました。ワタクシの中に「断固たる決意」ができたのです。とことん「超巨大地震が暗黒の生態系に与えた影響」を面白がってやろうと。