Georgie Armstrong / Pioneer Productions

東京大学に付属中学、高校があるのを知っていますか? 知る人ぞ知る学校で、1学年に10組程度の双生児の枠を設け、教育の観点から双子を研究しています。双子ときいてまず思い浮かぶのが一卵性双生児だと思います。受精からしばらくして、胎が二つに分かれて子宮の中で成長します。彼らの遺伝子は同じもので、双子は「天然のクローン」とも言える存在です。

外見的な特徴がそっくりということはもちろんですが、一般的には、幼い頃引き離されても、性格、趣味、嗜好などは近く、職業から服装に至るまで同じような生活をしていることが多いそうです。不思議ですが、同時に私たちの人生の選択のすべてに、遺伝子が大きく影響しているのかと考えてしまいます。

しかし、実際にはまったく違うことも起こります。例えば、同じ遺伝子を持つ一卵性双生児が同じ環境で育っても、一人が同性愛者になるようなケースがあるのです。これは、子宮の中での発育環境による違いが原因という説が有力だとか。

また、身体的な成長に大きな違いが表れることがあります。これは成長に影響を与える遺伝子を働かせる物質の量の違いが原因と見られています。逆に言えば、食生活、運動、ライフスタイル、喫煙の習慣の有無などで、後天的に遺伝子の影響が異なって現れると考えられています。ここまで来ると、もはや双子に限定される話ではなく、2万5000あるというヒトの遺伝子と自分自身の関係を考えずにはいられません。性格や好みは生来のものなのか後天的なものなのか、母胎の環境は胎児にどんな影響を与えうるのか――。

このDVDを見ると、双子の遺伝学的研究が、私たちの想像以上に直接関係があると感じます。双子の研究が私たちにもたらす成果を考えるとグイグイ引き込まれて最後まで見てしまうでしょう。子宮の中での双子や胚が分裂する様子など、最新のCGと最先端の映像にも注目です!

DVD「双子の不思議」は、 コチラから