第3回 あやしい探検隊と『15少年漂流記』

――なるほど、それはよくわかりました。ところで、久しぶりに「あやしい探検隊」の新刊が出るそうですが。

 ええ、久々の“正しい”「あやしい探検隊」(笑)。さっきも言ったように、最近は探検度が低くなって、“あやしい雑魚釣り隊”として活動することが多かったもので、「あやしい探検隊」というタイトルの本を出すのは13年ぶりになります。しかも、書き下ろし。1冊まるまる完全書き下ろしは25年ぶりなんですよ。

――どんな内容なんですか?

 雑魚釣り隊のメンバーが中心となって、物乞いしながら北海道を回ります。食材はいっさい買わない。持っていかない。

――それはスリリングだ(笑)

 なんだけど、途中で事情がいろいろ変わってしまって……。まあ9月末に発売される予定なので、期待してください。

――はい。では最後に椎名さんの冒険観についてお聞かせください。

つづく

椎名誠(しいな まこと)

1944年、東京生まれ。作家。写真家、映画監督としても活躍。『犬の系譜』で吉川英治文学新人賞、『アド・バード』で日本SF大賞を受賞。近著の『風を見にいく』(光文社)、『水惑星の旅』(新潮社)ほか、著書多数。この秋には「あやしい探検隊シリーズ」では13年ぶり、完全書き下ろしでは25年ぶりとなる『あやしい探検隊 北海道物乞い旅』が刊行予定。また、2011年8月、公式インターネットミュージアム「椎名誠 旅する文学館」がオープンした。URLはhttp://www.shiina-tabi-bungakukan.com/