第4回 何でオマエはこうなった?

――奇妙なもののなかに美が隠れていると。

 何にでもいえると思うんです。奇妙、怖い、気持ち悪い。見た目はそうなんだけれど、よく見ていくと、そこに絶世の美しさだというものがあると思う。

 形もそうだし、色もそう。奇妙な生きものを見ると「何でオマエはこうなった?」と思わず聞きたくなるでしょう。

 ランプシリスという二枚貝。まるでふちに小魚がいるみたいに育児嚢が擬態していて、それもいろいろな色や形があるんですが、人間のように手もなく、粘土をこねて小魚の形をつくれるわけでもないのに、そんなふうになっている。

 そのメカニズムはわからないけれど、きっとランプシリスなりの理由があって、それぞれの個性的な擬態の仕方が備わったんでしょうね。

 私たち人間は、何げなく毎日を生きているけれど、地球上ではあらゆる生きものが弱肉強食の食物連鎖のなかにあって、そして奇跡のような進化が行われていると思うと、何か元気をもらえるんです。

 私もうかうかしてられない、くよくよしてる暇なんかないって。

――「キモス生きもの」が元気のもと? これはますますおもしろい。

つづく

中川翔子(なかがわ しょうこ)

マルチタレント。1985年、東京都生まれ。2001年、グラビアアイドルとしてデビュー。その後、歌手や声優、マンガ、司会など、活動の幅をマルチに広げている。キモスな生きものも満載!?の『しょこたん♡ぶろぐ』は圧倒的な人気を誇り、書籍化もされている。J-WAVE『DoCoMo 東京REMIX族』の「スカシカシパン情報局」では、毎回奇妙な生きものを紹介。また、TBS『飛び出せ!科学くん』、日本テレビ『世界!弾丸トラベラー』など、宇宙、深海、生きもの、旅などに関するテレビ番組にもレギュラー出演中。14thシングル「つよがり」が好評発売中。『中川翔子公式サイト しょこたんねっと』『しょこたん♡ぶろぐ』『中川翔子オフィシャルサイト しょこ☆たいむ』


高橋盛男(たかはし もりお)

フリーランスライター。1957年新潟県生まれ。自動車専門誌の編集を手がけたのちフリーライターに。JR東日本新幹線車内誌「トランヴェール」、プレジデント社「プレジデント」「プレジデントファミリー」などに執筆。