第2回 「しんかい」に乗って奇跡の旅へ

――「しんかい6500」で5000m下の海の底へ降りていく感じはどんなですか。

 意外に速くて、スーッという感じで降りていくんです。

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 深海へ行くのは、宇宙へ行くのとは違って特別な訓練がいらなくて、自分の体重と持っていくものの重さを量るだけでいいんです。コクピットは狭いですが、気圧も気温も変化がなくて快適です。トイレがないのでオムツをするんですが、これも初体験でした(笑)。

 行きと帰りが2時間半で、海底で3時間の探査。乗組員は、パイロット、サブパイロットと私の3人。カメラマンが乗れないので、私がハンディカメラを持って行ったんですが、窓が小さいし、降りるスピードが速いので、映像がうまく撮れないんです。窓の外を見ては必死にスケッチをしていました。