第12回 台湾かき氷弾丸ツアー(その4) 肉味アイスを食す

 「これはね。甘いアイスクリームが食べられない糖尿病の人のために開発されたのよ」。お姉さんが語り始める。「それに、例えば甘い物が苦手なおじいちゃんが自分の孫と一緒に来たときに、ちょうどいいでしょ」

 なるほど。おじいちゃんと孫が一緒にアイスクリーム屋に来るという光景は、かき氷屋で見た風景に重なる。肉味アイス、いいヤツじゃないか、って思えてきた。30年も前に開発されたフレーバーだそうだから、常にファンもいるのだろう。

 「肉そぼろはね。台湾ではお粥なんかによく入れるものなのよ。だから、このアイスを食べると、『お粥が食べたくなるねぇ』なんてお客さんもいるの」
 うーん。アイスクリームでご飯が食べたいツボを刺激されるなんて・・・。想像を超えた世界です。

 申し訳ないけど、口直しをしたくなって、別のフレーバーも頼んでみた。
 なんてったって、美容にいいとか、お酒が入ったなんて魅力的なシリーズがあるんだもの。美容にいいというアイスは、洛神花(ローシンファ)をオーダー。これは、ハイビスカスの一種で、漢方の素材にもなる花。

 もう一つは、アルコール度が35度もあるという竹葉青酒が入ったものを頼んでみた。竹葉青とは、蒸留酒に竹の葉を浸して作るお酒らしい。