第11回 台湾弾丸かき氷ツアー(その3) マンゴーづくしの氷を制す

かき氷の下から掘り起こした五色の粉粿。きれいな発色! 数年前に開発したデザートだそう(写真クリックで拡大)

 上品な味の黒糖かき氷をスプーンで掘っていくと、下から5色の粉粿がのぞいてくる。すべて天然素材による色だそうで、緑は抹茶、茶色は黒糖、白が杏仁、ピンクが紅麹、黄色がくちなし。
 紅麹とは紹興酒を作るときなどに使う麹の一種。くちなしは漢方でも使われるので、台湾では一般の人にも馴染み深い素材なのだそう。とっても体によさそうです。

 この5色粉粿、正式な名前は「五行粉粿」。中国古来の考え方、「五行思想」に由来するデザートらしい。

 五行思想とは、万物は5つの要素、木、火、土、金、水により成り立つとする考えで、それぞれに対応する色がある。木は青(緑)、火は赤、土は黄、金は白で、水は黒。なるほど! 5色はこれを再現したものだったんですね。

 落ち着いた色合いの粉粿を見ていたら、ゼリーというよりは水ようかん風だと思い直す。それぞれほんのりした甘さと風味で、気分が落ち着く。ゆったりとした時間が過ぎていきます。

 あ、いかん、いかん。このかき氷探検、実は、最後に大本命を残していたのです。それは、マンゴーかき氷の有名店。日本のガイドブックでは、どれを見てもこのかき氷が大きく取り上げられている。おやつ部長が真っ先に興味を引かれたのもコレ。食べずには帰れません。